2013年9月14日土曜日

心のデトックス―マホメッドとブッダの教えより―



イスラム教の開祖であるマホメッド。

名前は知っているけれど、どんな教えを説いたのか、
ほとんど知識がありませんでしたが、
最近知った教えの中に、このような言葉がありました。



「力強いとは、相手を倒すことではない。
それは、怒って当然という時に、
心を自制する力を
持っているという事である」


怒りという感情は誰にでも湧いてくるものですよね。
それを自制できるか、
できずに表に出してしまうか、
それによって大きく結果が変わってきます。



仏教の開祖であるブッダの教えにも
似たような内容があります。



「体に入った蛇の毒をすぐに薬で消すように、
生まれた怒りを速やかに制する修行者は、
蛇が脱皮するように、この世とかの世とをともに捨て去る」
(スッタニパータより)


蛇の毒とは、自身から生じる怒りを示していますが、
仏教では、この怒りを治められる人を、
熟練の修行者を意味する比丘(びく)と呼ぶそうです。

「この世とかの世」とは、輪廻を意味し、
怒りという猛毒を消すことが出来れば、
輪廻の苦から解脱することができるという教えだそうです。



以前読んだことのある「脳内革命」という本でも、
怒りの感情は、
蛇の猛毒に匹敵する毒性を引き起こし、
健康を害する原因になるとも書かれていました。



誰にでも例外なく湧きおこる怒りという感情―

世の中で起こる様々な事件を見てみると、
怒りを制御出来なかった事が原因となっていることが少なくありません。


自制するということは、
多大なエネルギーの消耗と、心の痛みを伴うものですが、
ブッダやマホメットが説いたように、
自分の内から湧いてくる猛毒を、
自ら解毒することができる「力強さ」を
一人ひとりがもつことが出来たら、
きっと世の中はもっと平安になるのかもしれませんね。。。。


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