寝る前にパソコンやスマホでメールチェックをしていると、
「太りやすくなる」
こんな恐ろしい研究結果が報告されたらしいです。
ニューヨークのレンセラー工科大学の照明研究センターの研究によれば、
就寝前にバックライトの液晶画面を見続けていると、
睡眠や体内時計を司るメラトニンというホルモンの分泌が
大幅に抑えられてしまうことがわかりました。
メラトニンは本来夜間は活発に分泌され、
朝の光が目から入ると分泌はストップされます。
そしてストップしてから14~16時間ほどで再び分泌されて
眠くなるというサイクルがくり返されていて、
これによって体内時計はリズムを刻んでいます。
同センターの研究では、就寝前に60分間スマホやタブレット端末で
インターネットやゲームをした人は日光を60分間浴びたのと同じように
メラトニン分泌が抑えられることもわかりました。
つまり、パソコンの液晶画面やスマホから発せられるブルーライトが
夜になっても目から入り、脳は昼と勘違いして
「覚醒モード」を続けてしまうのです。
そのため、メラトニン分泌が乱れ、
体内時計のリズムも狂いやすくなるというわけです。
では、体内時計が狂うとどうなるのでしょうか?
睡眠に影響が出るだけでなく、メタボリックシンドロームや
がんのリスクも高まることがわかってきました。
オハイオ州立大学のグループが、
昼明るく夜暗い環境で過ごしたマウスと、
夜も光を浴びて過ごしたマウスの体重増加を
8週間にわたって調査した研究によれば、
夜明るい環境で過ごしたマウスは、
8週間後の体重増加率は50%も高いという結果でした。
人間も同様に、夜明るい環境で過ごすと体内時計が狂い、
体重増加に影響する可能性が指摘されています。
さらに、夜に明るい環境で過ごすと
がんになりやすいという研究結果も報告されています。
タイムシフトワーカー(飛行機の乗務員や、看護師など)は、
肥満やがん、心筋梗塞、うつなどの
病気になりやすいという調査報告もあります。
健康のために夜のパソコンやスマホは早めに終了させて、
就寝前はブルーライトから離れるように心がけたいものです。
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