先月、韓国を旅行した時に、国立博物館へ立ち寄りました。
とても広くて奇麗な建物で、旧石器時代からの歴史にまつわる出土品や絵画、又、仏教などの宗教画、日本のコーナーまで幅広く展示されていました。
ガイドがついて日本語案内もしてくれるし、100円で日本語のアナウンスが聞けるイヤホンも借りれる仕組みになっていて、韓国語がいまいちな私でも楽しむ事が出来ました。
そこで出会った中で、とても印象に残った絵画を紹介したいと思います。
1811~1888年朝鮮末期に存在した、남계우(南啓宇)という画家の絵。
生涯、蝶や花の絵を描く事を楽しみ、飛び回る蝶の動きだけでなく、その模様まで精密に描く卓越した観察力と描写力で多くの遺作を残したらしいです。特に蝶だけを専門に描いたことから、「南蝶」とのあだ名が付けられていたとか・・・。
絵画に対する知識は皆無なので、稚拙な表現しかできませんが、
花と蝶のバランスの絶妙な美しさと、今にもひらひらと舞って飛び出してきそうな描写に
心を打たれました。
自然の美しさに癒され、その瞬間を残したいと思う人間の心は、
いつの時も変わらないのですね。
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