2013年12月8日日曜日

人種の融和「虹の国」作りを目指したマンデラ氏の偉大な名言


6日、ネルソン・マンデラ元大統領の訃報が世界中で報じられました。

ご存知の方も多いと思いますが、
南アフリカ共和国でアパルトヘイト(=人種隔離政策)撤廃運動を指導し、
ノーベル平和賞を受賞した黒人初の大統領となった方です。

マンデラ氏の人生は壮絶なものでした。


かつての南アフリカはイギリスの支配下にあり、
白人至上主義の元、国家レベルで人種隔離政策がなされていました。
黒人はトイレも別、公共のバスも利用できないなど、
激しい人種差別に苦しめられていたのです。



この人種隔離政策を撤廃するべく立ちあがったマンデラ氏は、
1960年代に国家反逆罪で逮捕され、27年もの長い期間、投獄生活を送りました。
しかし、獄中からも黒人釈放を訴え続け、
「不屈の闘志」として世界中から尊敬を集めるようになっていきました。


釈放時は、5万人に上る民衆から迎えられ、
1993年にノーベル平和賞を受賞。
94年の4月、南アフリカ初の全人種参加選挙にて、
黒人初の第8代大統領に就任したのです。

まさに現代の偉人と呼ぶにふさわしい人物と言えるでしょう。

マンデラ氏が大統領になった時、、
黒人を目の敵にしてきた白人たちは、報復に怯えました。
ところがマンデラ氏が叫んだのは、
長年虐げられてきた憎しみではなく、「人種の融和」だったのです。
政府から去ろうとした白人政治家に、
「新しい国づくりを手伝ってほしい」とお願いしたのです。
前任の白人大統領を副大統領に迎え、
多人種が共存できる「レインボーネーション(虹の国)」を目指して、
国民に繰り返し「人種の和解」を叫び続けてこられました。


「憎しみ」ではなく、「融和」を訴えたマンデラ氏の人生
そんなマンデラ氏が遺した名言をいくつかご紹介したいと思います。


勇気とは、恐れを知らないことではなく、それを克服することだと学びました。
勇敢な人とは恐怖を感じない人ではなく、恐怖を乗り越える人なのです。
 

美しい南アフリカについての夢があるならば、その夢につながる道もまた存在します。
そのような道のうち、2つの道の名前はきっと「善良(Goodness)」と「許し(Forgiveness)」でしょう。


人は思いやりでつながっていきます。
同情やお仕着せではなく、共通の苦しみを未来への希望に変える方法を学んだ人間としてです。


教育は最強の武器です。教育によって世界を変えることが出来ます。


生まれたときから、肌の色や育ち、宗教で他人を憎む人などいません。
人は憎むことを学ぶ。もし憎しみを学べるのなら、愛を教えることもできます。
愛は、憎しみに比べ、より自然に人間の心にとどくのです。


まずなによりも、自分に正直でありなさい。
自分自身を変えなければ、社会に影響を与えることなど決してできません。
偉大なピースメーカーはいずれも、誠実さと正直さ、そして謙遜さを兼ねた人たちです。


楽観的であるということは、顔を常に太陽へ向け、足を常に前へ踏み出すことです。



多人種が共存できる虹の国を目指して尽力されたマンデラ氏。
その偉大な志が南アフリカだけでなく、全世界で実現される日が、
1日も早く来る事を心より願います。
ご冥福をお祈り致します。

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